> 第06回 エクラボ対談

Vol.06

第06回 エクラボ対談

エックスルーフ(後篇)

エックスルーフは、カーポートだけに非ず!その強度と魅力を兼ね備えたまま、テラス屋根やサイクルポートもスタンバイ。

インタビューと解説

エクスショップ販売推進室長
加島 雅子

トステム株式会社
エクステリア統轄部エクステリア商品部

桐本 崇生

加島:
それでは、いよいよ【エックスルーフ】その商品の魅力を語っていきましょう!
桐本:
そうですね。カーポートというカテゴリに分けた場合、【エックスルーフ】には、3種類あります。正式名称で言うならば「エックスルーフ 独立片支持前上がり」「エックスルーフ 独立片支持前下がり」「エックスルーフ 独立両支持」の3機種です。
加島:
そうそう、【エックスルーフ】は総称なんですよね。エックスルーフの中にカーポートの勾配違いがあったり、複数台用だったりするわけですよね。この「独立片支持前上がり」って言いたいことは分かるのですが、もっとお客様にとって分かり良い名前はないかなぁ・・とエクスショップに掲載するにあたって、結構考えたのですが、これがナカナカ・・・(涙)
桐本:
基本的には、お施主様が「エックスルーフ 独立片支持前上がり」とオーダーされるということはあまり想定していません。エックスルーフはお客様から「そうそう、こんな物が丁度必要だった」と言ってもらえるような、そんな商品群としてまとめてみました。
加島:
「分かりやすく!シンプルに!」と考えるといきつく名称がダジャレ気味というのは試行錯誤の結果なのですねぇ・・
桐本:
そうですね。誰にとっても分かりやすく、インパクトのある表現はこれからも突き詰めていきたいと思っています。

カーポート

加島:
また何か思いついたら連絡します(笑)さて、話を戻しますが、「前上がり」が所謂、標準型のカーポート、トステムさんではカーブポートシグマと同系列ですよね。
桐本:
はい、そうです。「前下がり」はレガーナポートと同じ系列になります。このタイプは見た目の良さだけでなく、を家の壁面側に設置できますので敷地の有効活用にもお勧めです。さらに前下がりなので、躯体側に雨水が跳びにくいので・・・
加島:
注意点があるとすれば、雨樋分、一部有効高さが下がってしまうことですね。
桐本:
そうですね。雨水の流れをつくるために下げていますので、有効高は施工時に十分に打ち合わせて頂きたいです。
加島:
で、この「前上がり」「前下がり」のテラス屋根版もシリーズとして揃えているのがこの【エックスルーフ】の最大の特徴ですよね。
桐本:
テラス屋根 といっても、いつものテラス屋根ではありません。「独立」なんですよね。

テラス屋根

加島:
躯体に穴を開けたくない、もしくは住宅の保証の関係で開けることができない。そうったご要望の場合は、やむを得ず「カーポート + 切り詰め」で対応させて頂いてましたが、今後はこの【エックスルーフ】でバッチリですね!
桐本:
そうなんです。このタイプは、ライザーテラスなどのテラス屋根と異なり、完全に独立式、カーポートと同じ仕組みですので、躯体に穴を開ける必要がありません。
加島:
ただ、躯体と屋根に”隙間”が出来てしまうことは、必ずお施主様にお伝えしなくては!と思っています。壁に穴を開けないということは、壁面側で固定されないということ。風揺れの影響で、屋根先で壁面を傷つけてしまう可能性がありますので、躯体と屋根先をぴったりと付けることは出来ないのです。
桐本:
えぇ、ですから、そのためにゴム製の「隙間ふさぎ材」をオプションでご用意しました。エチレンプロピレンゴムという、耐熱性/耐寒性/耐磨耗性に非常に優れたゴム素材です。屋根先にこの「隙間ふさぎ材」を付けることで、完全な止水は出来ませんが、躯体を傷つけることなく、可能な限り隙間を塞ぐことができます。

加島:
なるほど!この躯体を傷つけないテラスというのは、色んなお宅で活躍しそうです。「前下がりタイプ」の場合は、2階バルコニー下に設置すればスペースの有効活用にも繋がりますね。
桐本:
【エックスルーフ】の魅力の一つは、そうやってお施主様のご自宅のニーズにしっかりとお応えできることだと思っています。そして、【エックスルーフ】のデザイン面での魅力が最も際立っている!と思っているのがこの「両支持独立」です。
加島:
ですよね!これはカッコイイ!複数台用なのにその重たさを感じさせない。それでいて先の対談でありました母屋のエッジが効いてるので、柔らかな印象もあります。
桐本:
これから複数台用のカーポートをご検討のお施主様には、ぜひとも候補に入れて頂きたい!
加島:
この複数台用・・構造を見たとき、雨樋はどうなるのかな・・と、せっかくのスタイリッシュなカーポートが雨樋で崩れてしまわないかな・・とちょっぴり心配していたのですが、お施主様に頂いた施工写真では、全く気になりませんでした!うまい具合に梁と重るようにデザインされていて、「おお!ちゃんと考えられている!」と感動しました。この斜めアングルのカタログ写真は、ちょっと損してるかもしれません(笑)
桐本:
うぅ・・なんだか今日は突っ込みますね(汗)今後の参考にさせてもらいます。
加島:
せっかくの対談ですから!
桐本:
でも挫けませんよ!【エックスルーフ】では、サイクルポートもご用意しています。「パネル3面囲い」にも対応していますので、お子様の自転車から、ご主人さまのバイクまでしっかりガードできます。

サイクルポート

加島:
サイクルポートの「3面囲い」はサイズ的には小さくても、柱が4本建つためにどうしても重たくなりがちでしたが、【エックスルーフ】では随分とスッキリとした印象です。
桐本:
玄関周りがもたつきませんので、シンプルモダンスタイルの外構にもぴったりだと思うんですよね。
加島:
そうですよね!オシャレなサイクルポートの需要は間違いなくあると思います。
桐本:
あっ、ちなみに加島さんに言われる前に言います!「3面囲い」標準柱のみの設定ですので、ご注意ください。
加島:
そうですね(笑)有効高さ2,000mmまでがMAXですね。
桐本:
なんだか駆け足になってしまいましたが、以上が今の【エックスルーフ】になります。
加島:
有り難うございます!「今の」ということは、今後ものこの【エックスルーフ】シリーズは続くのでしょうか?
桐本:
それは、お施主様からの評判次第・・・といったところでしょうか。時代のニーズに合わせて、またそのニーズをリードできるような商品を常々開発していきたいと思っていますので。
加島:
カッコイイ!いつも新商品のシーズンをすごく楽しみにしています。これからも、日本のお庭がどんどん良くなるような、そんなエクステリア商品を期待しています。
桐本:
もちろんです!そのためにも、エクラボ第一回目の時のように、もっとお施主様のご意見を聞かせて頂きたいですね。
加島:
はい、了解です。これからも商品のことをしっかり理解し、お施主様にお伝えする。そして、お施主様のご感想を、トステムさんにお伝えする。エクラボとしての役割を果たしていきます!
桐本:
今日はどうも有り難うございました。
加島:
いえいえ!こちらこそ有り難うございました。また宜しくお願いします。

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